おはようございます。
いつもありがとうございます。
先日旅客として飛行機を利用することがありました。
便が輻輳する時間帯ではありましたが、平日であるにもかかわらずかなりのお客様の数であることに驚きました。
特に多いのが大学生と思われる人たちです。
この3年間、休みはあるけど外出できないというイライラがやっと開放されたような感じです。
今でも航空需要は完全回復していないと言われていますが、現場感覚としては今まで以上の混雑の印象です。

というのも、圧倒的に「地上係員の数が足りない」のを目の当たりにするからなんです。(地上だけではありませんが)
2020年以降、航空会社はどこも経営危機に陥りました。
誰も飛行機に乗ってくれない時期があまりに長すぎました。
そのため人員を削減、あるいは出向させて少しでも人件費を抑える方策をとりました。
その人員(従業員)が戻ってきてくれないのが現実なんです。
他業種に就職して、改めて航空業界の労働環境の悪さを認識した人たちも多いといいます。
夢を売りに低賃金で重労働を強いてきた航空業界ですから、改めてその現場に戻ろうとは思わないのも頷けます。
その最たるものが地上係員かもしれません。
ニュースでは福岡空港の保安検査場が大混雑しているということを伝えていました。年末年始は飛行機で移動 いま空港の保安検査場に長蛇の列 何が? | NHK【NHK】空港の出発ロビーを半周するほどの長い列…。12月下旬に福岡空港で手荷物検査を待つ乗客たちの様子です。この長蛇の列、例年の…www3.nhk.or.jp
どの基幹空港でも同じような状況だそうです。
航空運賃に転嫁されるかもしれませんが、定時性や安全性に大きく影響する「人員不足」という大問題、航空業界は根本的に待遇を見直すべき時期なのではないかと個人的に思います。
なぜならこれだけの大混雑、せっかく戻って来ていただいたお客様がまた離れてしまう原因にもなります。
チェックインや手荷物預け、保安検査で大行列・・・
更に床下では預け入れ手荷物などのハンドリングも人員不足で遅延が生じる・・
運航したくても飛行機が足りない、パイロット、客室乗務員がいない・・・
いつ戻るかわからない航空需要に対し、生き延びるために必死に知恵を絞ってコスト削減を進めてきた各社。
急な需要回復に対応しきれていないのが現実です。
少しでも混雑を回避して快適に旅行するためにお客様ができそうなことは、「色々と調べてから飛行機に乗る」という意識を持っていただくことでしょうか?
もちろん、飛行機に乗り慣れた方々に言っているのではありません。
初めて飛行機に乗るけどバスと同じぐらい安いLCCだから同じでしょ?と出発時刻に空港に来る人、預入荷物の重量制限や持ち込み制限を知らずにその場で開封して後ろの人を待たせてしまう人、搭乗開始時刻を意識せずにギリギリまでゲートに来ない人・・・本当にいらっしゃるんです。
やっぱり空を飛ぶので、地上を走る他の交通機関とは異なる「ルール」がたくさんあります。まずはそのあたりを「学ぶ機会」があっても良いのかなぁと思ったりしますが・・・
ということで、現在は航空需要の急回復期にあたります。
・航空会社の人員不足
・不慣れな方が多い
という理由で大幅遅延も当たり前になってしまっています。
飛行機を頻繁に利用して下さる皆さん、これを知っていただいてイライラが少しでも解消されますように。。。
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