アルコール事案発生に関して

おはようございます。

いつもありがとうございます。

今日はこんな航空ニュースから。国交省、スカイマークに業務改善勧告 酒気帯び整備士、不正検査で業務(Aviation Wire) – Yahoo!ニュース 国土交通省航空局(JCAB)は2月7日、スカイマーク(SKY/BC、9204)に対して業務改善勧告を行った。確認主任者だった同社の整備士が酒気帯び状態で整備業務に就いたことに対するもので、24日まnews.yahoo.co.jp酒気帯びでスカイマーク機整備、懲戒解雇…検査記録を捏造させ一部の点検省略(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース 国土交通省は7日、航空会社「スカイマーク」(東京都)の整備士が酒気帯び状態で旅客機の整備をしたなどとして、同社に行政指導にあたる業務改善勧告をした。同社は当該整備士の懲戒解雇を含めて4人を懲戒処分news.yahoo.co.jp

パイロットのアルコール検査については以前こちらのブログで取り上げています。『Pilot with/without alcohol?』 パイロットを始め航空従事者の飲酒問題について、ここ数年大変問題となってきました。 特にコロナ前の2018年〜2019年にはこの問題が顕在化し、パイロットが懲…ameblo.jp

客室乗務員や整備士、運航管理者など含めて同様のアルコールチェックが行われています。

私たちパイロットにも、アルコールチェッカーが会社から貸与されています。

自宅で検査をし、そして会社で事前検査をして、本検査をして、フライト後には飛行後検査をします。

アルコールを全くとらない私からすると、もし検知されたらそれは機械がおかしいのですが、そんな私でももし微量でも検知される(数字が0ではない状態)とフライトはできないことになっています。

今回は貸与されたアルコールチェッカーも期限切れ、アルコール本検査を行わず定められた手順にも従っていなかったということなので「悪質性が高い」と国土交通省航空局から業務改善勧告が発出されました。

アルコールチェッカーは一年で期限が切れます。会社として航空従事者全員に一台数万円もするアルコールチェッカーを配布して更新し続けなければなりません。

また会社にもアルコール検査担当者を常駐させる費用も考えると、莫大なコストがかかっています。

いわゆる酒気帯びの状態で勤務することは絶対に禁じられるべきです。

それは一部を除きどの業界でも同じだと思います。

しかし、航空会社自体が高コストな体質に加えてこのアルコール関連のコストも考えると、たとえLCCでも運賃の上昇は致し方ないように思います。

以前のブログでも書きましたが、今後アルコール検査が緩和されることはないと思われます。

大半が規則を守っていても、わずか1件の違反事例で高コスト経営につながる手順がどんどん追加されていきます。

経営の圧迫や運賃の上昇など、お客様にもご迷惑をおかけすることになってくるのです。

航空会社がお客様から絶対の信用を得るためには、社員一人一人のモラルや順法意識が問われる時代です。

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