おはようございます。
いつもありがとうございます。
先日は驚くようなニュースがありました。システム障害で米国の全国内便が一時運航停止に–1万便以上に影響(CNET Japan) – Yahoo!ニュース 米国時間1月11日、米連邦航空局(FAA)のシステムに大規模なトラブルが発生し、これにより米国全土で航空便の運行が混乱する状況が続いている。 FAAは同日未明、飛行に危険や制限を及ぼす事物に関news.yahoo.co.jp
航空に詳しい皆さんはおわかりかもしれませんが、今日はこのNOTAM(ノータム)がどれだけ航空機の運航に大事なものかをご説明しようと思います。
NOTAMとは簡単に言うと、「空域や空港についての掲示板」だと思ってください。
・この空域は今日は使えません
・この空港の滑走路は閉鎖中です
のような情報が書かれています。
例えば日本のNOTAMで、宮崎空港を見てみましょうか。

航空業界では世界標準時刻が使われますので、日本時間に合わせるには+9時間します。
読解すると、
2022年11月22日 11:25〜2023年2月22日 00:00まで
エプロン地区のスポット(搭乗口)7番が使えない
以降の詳細な期間は新たにNOTAMで周知される
と書かれています。
宮崎空港ではいま7番ゲートが工事中で使えないんですね。

こんな感じの暗号で書かれているのがNOTAMです。
例えば羽田空港は規模が大きいためにNOTAMの量も膨大なんですが、またの機会に重要なNOTAMの解説をしてみようかと思います。
例えば夜間は工事中で滑走路が閉鎖していたり、同様にそれに接続する誘導路も閉鎖している、というような情報が書かれています。
仮に閉鎖中の滑走路に着陸してしまったら・・・大事故の可能性がありますよね。
それだけNOTAMの確認は大切なのです。
NOTAMの特徴は、日によって内容が異なる場合があることです。
一時的変更事項が記載されているため、パイロットは運航の前に必ずNOTAMを確認することになっています。逆に言うと、NOTAMを確認せずに飛行機を運航することはありません。
つまり、NOTAMが提供されない不具合が起きたアメリカでは、航空機が全機運航を停止したのは当然であるということです。
私も過去こんな不具合は聞いたことがなかったですが、先日のフィリピンでの管制不具合なんかも含めて2023年早々から色々なトラブルが起こっていますね・・・
ということで、NOTAMの重要性について今日はお話しました。
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