パイロットの審査は

おはようございます。

いつもありがとうございます。

パイロットのあらゆる審査は、「2度落ちたらもうその先はない」という現実をお話します。NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」でも残念ながら不合格となった学生がいましたが、彼も2度の審査を受けていましたよね。

これは先日お話した「訓練生を不合格にする教官」のところでもお伝えしましたが、2度やっても駄目ならばその人にはパイロットとしてのあらゆる適性が欠けている、と判断されます

Photo by Mau00ebl BALLAND on Pexels.com

失敗しても何度もチャレンジすればいいよ!って他の業界ならいうところですが、残念ながらパイロットの世界では訓練や審査にも莫大な費用がかかっています。

会社としても2度の失敗は許容できないのです。

副操縦士になっても、また機長になったあとでもこの原則は変わりません。

私も訓練生時代、一度だけ「不合格」をもらったことがありました。

このときは生きた心地がしなかったですし、次の審査までに駄目だったところを徹底的に勉強しました。

再審査に落ちるともう後はありません。そんな状況、今なら耐えられるかどうか・・しかしそれが現実です。

今から考えると、教官の意図するところは技術面だけではなく訓練に臨む姿勢や考え方を正す、という指導的な意味合いが大きかったように思います。

先日も言いましたが、どの教官も私情で「こいつを不合格にしてやろう」とは思わないものです。

私はなんとかその審査では2回目で合格を頂いたんですが、その経験は今でも本当に役立っています。

人を教育するというのは色んな方法がありますが、個人に合わせてもっとも効果的な方法をとることが教官には求められるんですね。

機長となった今でも、年に2回、国土交通省航空局の審査官(あるいは査察操縦士)による厳しい審査があります。

このときも上記の原則は変わりません。

仕事をしながら審査に向けて猛勉強をします。イメージフライトもします。規程を改めて勉強し直します。

(ライセンスを取ったら一生更新がないという医師免許が羨ましいところですが、医師には私達の知らない厳しい現実があるようですのでお互い様ですね・・)

今日はパイロットの審査の世界をちょっと知っていただけたかなぁと思います。

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