おはようございます。
いつもありがとうございます。
前回は「プロシージャー記憶の大変さ」をお話しました。
今回は「初フライト」についてお話しようと思います。
寝る間も惜しんで勉強を続け、やっと実機に乗る機会がやってきます。
私も最初に教官、仲間と共に空を飛んだ時を未だに覚えています。
まずは自分の操作で飛行機が飛ぶことへの驚きと恐怖が同時に襲ってきました。
それとともに、「おーすごい!」という感動も。

色んな感情が入り交じる瞬間でした。
教官が隣で優しく、時には厳しく指導をして下さりながらの初飛行ですが、最も愕然とする事実は「飛行機の操縦ってめちゃくちゃ難しい」ことです。
初めてなので当然ですが、全く上手く飛びません。
まっすぐも飛ばないし、高度も維持できません。傾いたり、速度が落ちたり・・・
必死に頑張るのですが、どうしてもうまくいきません。でも教官が操縦すると驚くほど機体は安定します。
悪戦苦闘する中で、どうしても汗がびっくりするほど出てきて・・・
いまだに覚えているのは、最初のフライトで必死に教官の指導を実践しながら操縦していて、一瞬汗が目に入って目を擦っていると「おい!泣くな!お前はパイロットなんだぞ!」と教官から熱い言葉を頂いたことです 笑
こいつはうまく出来なくて泣いているんだろう、激励してやろうという教官の熱いお気持ちです。
「いや、泣いてないんですけど・・」とは言えず、初フライトで泣いたやつにされてしまいました笑
そんな状況なので着陸なんてできるわけないんですが、教官の粋な計らいのもと初フライトで着陸までさせてもらえることになりました。
教官が横で指導をしてくださり、私は初フライトでなかなか良い着陸をさせてもらえました。しかし大体こういう時は、横で教官がラダーを踏んでくれてたり(神の足といいます)やちょっと操縦桿に手を添えてくれていたりするんです。
人生の初フライトは、教官の素晴らしい演出によって忘れられないものとなりました。
しかし、楽しんでばかりいられません。わずか20回ほどで最初の審査が待っています。基本的な操縦技能をそれまでに習得するために、努力の日々は続くわけです・・・
今日は初フライトの思い出についてお話しました。
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