おはようございます。
いつもありがとうございます。
管制との交信についてお話しています。
我々パイロットだけではなく、管制官も当然人間ですからミスをすることがあります。
特に多いのが、混雑した空港での「類似コールサイン」によるミスです。
コールサインを我々の「モルゲンロート」としましょう。
例えば「モルゲンロート661便」があったとします。
この飛行機が羽田空港に進入中、もう一機同社の便「モルゲンロート616便」が後ろにいたとすると・・・
管制官もパイロットも、616なのか661なのか混同してしまうことがあります。
聞き間違い、言い間違いなんていうことも起こります。

聞き間違いが起きないようにパイロット同士で「これは間違いやすいから注意しようね」なんていう会話もしますし、指示に疑義が生じれば必ず管制官に確認するようにしています。
このような無用な間違いのケースを減らすため、各航空会社は同一発着便において類似便名を減らす努力をしています。
しかし、航空会社を越えた調整には至らず、例えば外国の会社と日本の会社がコールサインは違うけど便名は同じで、同時期にアプローチしているなんてこともあります。
実際に「うちが呼ばれているのに勝手に外航が取った」なんてこともありました💦
知らない国で聞き取りにくい英語を話すからわからないんだ!と逆に外航に怒られそうですが・・・それはお互い様ですね笑
そんな場合は管制官が訂正してくれるか、私達も再確認のために「Confirm」なんていう言葉を使ったりします。
特に混雑空港においてはこの「類似コールサイン」は長年の課題となっています。
管制官の方々も本当にお疲れさまです!
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