IRSの誕生

おはようございます。

いつもありがとうございます。

昨日はIRSが誕生するまでの「DG,VG」についてお話しました。

非常にクラシカルな計器でしたが、この2つを頼りに飛行していた当時はナビゲーターや航空機関士など、コックピットにはもっと多くの人がいました。

わずか一世紀弱でコックピットが2人体制になるとは、航空の進歩は目覚ましいものがありますね。

ボーイング747やDC-10が誕生して、INSが開発されました。

慣性航法装置です。

Photo by John Nail on Pexels.com

その後、グラスコックピットとなってFMCと組み合わせたIRS(慣性基準装置)といったものが開発され、現在に至っています。

これらも「ジャイロ」の仕組みを応用し、更に「加速度計」によって速度、距離が計算できるようになりました。(積分です)

つまり、一番最初に「自機の位置」を教えてあげれば、後はジャイロと計算によって「移動中の自機位置の予測」ができるようになったんです。

すごいですよね!現在のGPSでは当たり前ですが、それがない時代にもこうやって「自機位置」を計算で出していたんです。

しかし、この「正確な自機位置の特定」のためにも計算開始時点の最初の「位置」を入力してあげることはとても重要です。

明日はこの「自機位置」の入力についてお話します。

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