おはようございます。
いつもありがとうございます。
昨日はIRSが誕生するまでの「DG,VG」についてお話しました。
非常にクラシカルな計器でしたが、この2つを頼りに飛行していた当時はナビゲーターや航空機関士など、コックピットにはもっと多くの人がいました。
わずか一世紀弱でコックピットが2人体制になるとは、航空の進歩は目覚ましいものがありますね。
ボーイング747やDC-10が誕生して、INSが開発されました。
慣性航法装置です。

その後、グラスコックピットとなってFMCと組み合わせたIRS(慣性基準装置)といったものが開発され、現在に至っています。
これらも「ジャイロ」の仕組みを応用し、更に「加速度計」によって速度、距離が計算できるようになりました。(積分です)
つまり、一番最初に「自機の位置」を教えてあげれば、後はジャイロと計算によって「移動中の自機位置の予測」ができるようになったんです。
すごいですよね!現在のGPSでは当たり前ですが、それがない時代にもこうやって「自機位置」を計算で出していたんです。
しかし、この「正確な自機位置の特定」のためにも計算開始時点の最初の「位置」を入力してあげることはとても重要です。
明日はこの「自機位置」の入力についてお話します。
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