おはようございます。
いつもありがとうございます。
さて、昨日の続きです。
自分のチューニングしている、掴んでいるVOR周波数が「AAA」であることを確認する手段のために「名前」が付けられていて、「3文字」だということをお話しました。しかしその名前の判別方法は??
「AAAさん!って名前を呼んだら向こうが答えてくれるのか?」
そうではありません。
今日は答えをお教えします。
VORが正確にチューニングされているか確認するためには、VORの「声」を聞かなくてはなりません。
「声を聞く?気持ち悪っ💦」って思いますが、まさにそうなんです。
VORは自分の名前を常に発信し続けています。
それも、「モールス信号」で。
このチャートを見て下さい。赤丸でわかりやすくしてみました。

これは知多半島付近の航空図ですが、中部VORDMEのところにー・ー・みたいなものが書かれてますよね?
これがモールス信号です。

この表で、CBEを表現してみると・・・
ー・ー・
ー・・・
・
まさに赤丸の表示と一致しませんか?
面白いですねー
このVORは、「私はCBEですよ」とモールス信号を送り続けています。飛行機にはその信号を受信する機能があって、あるスイッチを押すと「ー・ー・ ー・・・ ・」と聞こえてきます。
このモールス信号を聞いて、パイロットはこの周波数(CBEなら117.8)でCBEがチューニングされていることを確認でき、安全にCBEのコースにのっていけるわけです。
最近の飛行機は勝手にIDENTしてくれるのでモールス信号を聞くことはほぼありませんが、昔ながらの飛行機はいまだにこの「モールス信号」で確認しているのです。
ちなみに、VORが3文字なのは他と被らない名前をつけられること、このモールス信号判別のため、などが理由かと思われます。極力少ない文字数でないとIDENTが大変ですよね・・
NDBが2文字なので、VORは3文字にしている、ということもありますかね。
今日はちょっと面白い、「VORの声を聞く」というお話でした。
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