VORアプローチで見えなかったら・・・

おはようございます。

昨日はブログ開始一周年ということで、本当にたくさんの皆様から温かいお言葉を頂戴しました。

改めて、心優しい皆さんに支えていただけていることに感謝いたします。

ありがとうございます!!

これからも無理なく続けて参りますので、よろしくお願いいたします。

では先日からのブログの続きです。

先日は松山のVORアプローチについてお話しました。

ちょっと補足事項を。

この図で、MDA=470feetということでした。

SDFという場所を過ぎてから470feetに降下するのですが、470feetでもし滑走路が見えなければ・・・それ以上降下することは絶対に出来ません。VDPとありますが、ここで滑走路が見えなければ正常な姿勢で着陸まではいけませんよ、というポイントです。

続いてMAPtと書かれていますが、ここがMissed Approach Pointです。

滑走路が470feetで全然見えない時、このポイントでMissed Approach、進入のやり直しを行います。

そのコースは下記の点線となります。最終的にはグルっと回って松山VOR上空5000feet以上で旋回しながら、次のアプローチを考えるか他空港に向かうか、という感じです。

過去、滑走路が見えていないにも関わらずこのMDAを割って(つまりそれより低い高度まで降下して)進入を継続して事故をしたケースがたくさんあります。

最近ではアシアナ航空の広島空港の事故がそれに当たります。あれはVORアプローチではなかったのですが、やっていることは同じです。

(運輸安全委員会資料)

私達パイロットも、お客様と同じく何とか着陸したいという気持ちは大きいです。しかし、このような規程違反は絶対に避けなければなりません。

違反がすぐに事故につながる、という教訓は忘れてはなりません。

規程を守ることは人の命を守ることにつながります。このあたりは「いけるだろう」だとか「大丈夫」という「勘」を排除し、見えない=Missed Approachは常識です。

着陸やりなおしはお客様にとっても気分の良いものではありませんが、その判断がむしろ安全であると思っていただければ、と思います。

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