ANA 787 緊急降下

おはようございます。

いつもありがとうございます。

こんな記事がありました。ANA宮古発羽田行きNH88便、与圧不具合表示で「緊急事態」宣言 伊丹で機材変え再出発(Aviation Wire) – Yahoo!ニュース 9月17日午後5時51分ごろ、高知県室戸岬沖で沖縄・宮古発羽田行きNH88便(ボーイング787-8型機、登録記号JA811A)のコックピット内に、与圧装置の不具合を知らせるメッセージが表示されたたnews.yahoo.co.jp

すごく大変なフライトだったようですが、何より乗客乗員が全員無事であったことが救いですね。

この飛行機は43000feetという、通常あまり飛行しない高度まで上昇しています。

41000feetを超えるとコックピットでもパイロットは酸素マスクを装着しなくてはならないため、あまり使いたくない高度でもあります。

ANA787-8

当日は台風14号が沖縄の東側〜北東に位置し、昨日のブログでもお伝えしましたがかなり大型で強い台風ということもあって広範囲に影響を及ぼしていました。

この日は確かに上限高度まで上昇すれば巡航中の積乱雲の上を飛び越えられるので、タービュランスさえなければ43000feetまで上昇する選択肢もあるかと思います。

何より中型機以上でないと飛べない高度ですから、他の飛行機にあまり邪魔されない(高度の取り合いが少ない)高度でもあります。

緊急降下した、とのことで実際に減圧が起こったのかどうかわかりませんが、パイロットが手動でマスクを落下させた、という記述からはもしかすると機体のミスウォーニングであった可能性もあります。

(酸素マスクは、客室内高度がある一定の基準以上に上昇すると自動的に出てくるからです。)

しかし、対処は正しいのです。急減圧を示す警報が作動すると、それが正しいのかそうでないのかを判断しようとするとその時点で(もし実際に急減圧だったとすると)気を失ってしまうからです。

警報が鳴る=すぐにマスク着用、すぐに10000feetまで緊急降下。

この手順はパイロットが常に訓練して即実行できるようにしている手順です。

今回は強風の宮古島から離陸し、台風の中を運航、緊急降下して更に強風の伊丹でサークリング14着陸という、非常に大変なフライトだったと想像されます。

パイロットはこれだけの運航阻害要件と戦いながら、無事に飛行機を着陸させたことに拍手を送りたいと思います。

今後当該機体はしばらく地上で留置され、早々に原因が究明されると思います。

乗客の皆さんにとってはとても不安な時間であったと思いますが、このように訓練されたパイロットや客室乗務員によって確実に、そして安全に飛行機を着陸させることができます。

ブログを読んでくださっている皆さんも、今後も安心して飛行機を利用していただければ嬉しいです。

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“ANA 787 緊急降下”. への2件のフィードバック

  1. 私は18日夜仙台方面から伊丹に帰着する飛行機で、降下時の日ごろにはないほどの角度になったり、着陸の瞬間にふわりと揺れを感じる状況でした。このような気流の中で無事飛行機を飛ばしてくださったパイロットの方には感謝しかありません。また、台風接近情報がある中、伊丹空港の状況や遅延時間等丁寧にご説明されていた機長さん、さらには旅客の楽しみのためにも『猪苗代湖が見えます』といった注目情報まで教えてくださったアナウンスも非常にありがたかったです。
    その感謝の背景となるパイロットさん側の情報をいつも教えていただきありがとうございます。

    いいね

    1. こんにちは、コメントありがとうございました。
      パイロットのサービス精神は個人によるところが大きいのですが、感慨深いフライトとなったようで何よりでした。
      気流が悪いフライトは気を使いますし、着陸もなかなか大変ですがこのようなお言葉をいただけるとまた頑張れます。
      ありがとうございます!

      いいね: 1人

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