大きな不具合の場合は・・・

おはようございます。

いつもありがとうございます。

昨日はLCCでもFSCでも、軽微な故障については対応は同じであるということをお話しました。(LCC=ローコストキャリア;Peach,Jetstarなど、FSC=フルサービスキャリア;ANA,JALなど)

では大きな不具合が発生したらどうなるのか?

例えば地方空港に向けてアプローチ中、大きな鳥に衝突(バードストライク)をして「コックピットの窓ガラスにヒビが入った」とします。

Photo by Fariz Priandana on Pexels.com

こうなると、着陸は何とか行うもののその後の就航に関しては問題が出てきます。

こんなケースでは、整備士が地方空港にいてくれても「じゃあすぐガラス交換しますね」とはなりません。そもそも簡単にできる作業ではありませんし、整備するにしても窓ガラスを拠点空港から取り寄せなくてはなりません。

ということで、次の折り返し便はほぼ確実に欠航か大幅遅延が確定です。

ここでLCCとFSCの違いが出てくるのですが・・・

FSCでは「スタンバイ機材」が拠点空港にある場合、それをフェリー(回送)してきて折り返し便を飛ばしたりします。機材数や人員に余裕があるFSCならではの対応ですね。

それに対し、極限まで機材の効率利用を追求しているLCCでは、「スタンバイ機材」を設定していない場合が殆どかと思います。コロナ禍ではわかりませんが・・・

そのため、このように大きな不具合が発生したらFSCのような対応はかなり困難だと言わざるを得ません。

LCCは航空運賃を極限まで抑えるため、機材や人員を超効率的に運用しています。その代償として、このような大きな不具合が発生した場合の対応はFSCのようにはいきません。

今回の例でも、例えば当該地方空港便が当日初便だったとすると、その機材で運航予定だった後続7便ぐらいが欠航、なんていうことにもなりかねません。

地方空港にも整備士がいてくれる安心感は、パイロットにとってとても大きなものです。飛行機が不具合を抱えた後でも、整備措置によって完全な状態に戻してもらって運航できる、というのはとても有り難いことなんです。

LCCはそういった点では整備士を配置しない故に、運航上許容されている不具合を抱えて就航することがありますが、安全性には全く支障ないということは知っておいていただければと思います。

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