おはようございます。
いつもありがとうございます。
昨日は、トリプルセブンさんからのご質問に答える形で就航先空港で整備事項が発生した場合のフルサービスキャリアの対応をお話しました。
では、LCCが就航先空港でメンテが発生した場合は常に欠航となってしまうのか?という疑問が湧いてきます。
整備士がそもそも配置されていないんですから・・・

今日はその話題をお話しましょう。
簡単な例を挙げます。
例えば客室の蛍光灯(もう少なくなりましたが・・・)が巡航中に一部不点灯となったまま、目的地に到着したとします。
ANAやJALでは、在庫がある場合は便間で目的地の整備士さんが交換してくれます。
しかしLCCは整備士がいません。
どうしているのでしょうか?
実は、たかが蛍光灯一本でも「MEL」といって飛行機の運航に当たって最低限満たさなければならない装備品の基準リストに則り、不作動の場合は相応の処置が必要なのです。
もしフルサービスキャリアで在庫がない場合、整備士がそのMELを適用する措置を行います。書類記入も整備士が行います。
LCCはこの作業をパイロットが行います。まさか蛍光灯の予備部品を機内には搭載していないので、MELに沿って必要な書類記入を行います。
ということで、軽微な不具合であればFSCもLCCも同じです。LCCの方がパイロットがやらなければならないことは格段に多い、ということですね。
では大きな不具合の場合はどうなるのか、それはまた明日お話します。
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