6000kmも飛べるって書いてあるやないか!

おはようございます。

いつもありがとうございます。

燃料についての話題の続きです。

昔関西空港に私用(当時は関係者でもなんでもありません)で居たとき、伊丹から運用時間切れで関空にダイバートしてきた飛行機がいました。

たまたま係員に詰め寄る搭乗客のクレームを横で聞くことがありました。

機内誌に、この飛行機は6000kmも航続距離があるって書いたるやないか!なんで地上で燃料足りなくなって再給油する必要あるんじゃ!

みたいに怒鳴られていました。

私は事情もわからず「??」だったんですが、後から話を聞くと羽田→伊丹の飛行機で、天候かランウェイクローズかの理由で羽田空港ブロックアウト後誘導路で長時間待機することになったようです。

待機が長引いた結果、大阪までの飛行に必要とする燃料量が足りなくなった当該機は再度ゲートに戻って給油していたようです。

そのため、頑張って飛行したものの伊丹空港の運用時間であるPM9:00にはギリギリ間に合わず関西空港に向かった、という便でした。

私はたまたま横で聞いていて、「そんな発想あるんだなぁ」と驚いていたんですが、確かに機内誌の機種紹介にはそんなことが記載されていました。

このブログを読んでくださっている皆さんならお分かりでしょうが、それは「満タン」に搭載した場合で、「毎便満タンで運航している」前提の航続距離ですよね。

便によっては航続距離1500kmの場合もあります。

現在はANAの機内誌には航続距離が記載されないようになっていますが、「確かにこれを見るとめちゃくちゃ燃料を積んでいるんだから再度給油なんて必要ないんじゃないか?」と思う気持ちもよく分かります。

伊丹行きに乗っていたのに関空に到着されるというのは、殆どの方が困ってしまいますよね💦しかしそこまで怒らなくても・・・と当時ただの旅行者だった私は思いましたけど・・・

係員の方もどう返答してよいかわからず、困っておられました。

今私はパイロットなので、このような遅延で目的地変更となった場合はお客様に誤解を与えないようにアナウンスでお詫びしますが、どうしてもご理解いただけない方もいらっしゃるというのが現状です。

しかし一言言っておかないと!という方の気持ちも分かりますので、こればかりは難しい問題です・・・

こんな事態ならパイロットがどう考え、どう動いているのか、このブログを読んでくださっている皆さんは分かって下さるだろうと思っています。

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