台風と横風

おはようございます。

いつもありがとうございます。

こんなニュース記事がありました。旅客機「着陸やり直し」なぜ起こる? 荒れ模様の空で体験 気持ちを落ち着かせてくれたアナウンス(乗りものニュース) – Yahoo!ニュース 着陸前の旅客機が、滑走路手前で着陸をやり直す進入復行(Missed Approach)や着陸復行(Go Around)といったオペレーションがあります。安全を確保するためのことで、目にしたり体験しnews.yahoo.co.jp

台風の季節となって、このような運航が増えてくるかもしれません。

記事に書かれているような進入復行や着陸復行の違いは特に重要ではありませんが、台風の場合は「横風制限」が最も離着陸に影響を与えます。

(この記事では視程不良が原因ですがそれはまたの機会に)

Photo by u042eu0440u0438u0439 u041bu0430u0439u043cu0438u043d on Pexels.com

管制官が伝えた地上の風速が制限値をオーバーしていた場合、そのまま着陸を続けることはできません。必ずゴーアラウンド(着陸やり直し)を行います。

例えば台風で大雨、強風の中那覇空港の18Rに着陸するとしましょう。

気流の乱れについては今回無視すると、

・「RWY 18L cleared to Land,wind 180 at 30」

の場合は全く問題なく着陸できます。なぜなら30ktという強風ですが、着陸する飛行機の真正面からの風だからです。

しかし、

・「RWY 18L cleared to Land,wind 090 at 30」

の場合は殆どの飛行機は着陸できません。横風制限値をオーバーしているからです。

どれだけパイロットが「俺はこれぐらいの横風でも余裕で着陸できる技術を持っているんだ!」と言ったところで、規程違反ですので着陸することは許されません。

Photo by Manfred Irmer on Pexels.com

もし横風成分が弱くならない傾向であれば、最寄りの空港にダイバート(目的地変更)を行うという判断が早々に下されることになります。

先日の台風でも、空港によってダイバートが多発したり普通に離着陸していたり、また条件がついたり付かなかったりがあるのはこれが理由です。

台風の位置や針路から、滑走路に対して「横風」となるような空港は条件付き運航や欠航、ゴーアラウンドしてダイバートが起こりやすい、ということになります。

ちなみに大した風でなくても気流の悪すぎる空港がありますので、そんな空港では「横風制限」に触れる以前にゴーアラウンドすることも多いです。

ラフエアと格闘しながらいつも「なんでこんなとこに空港作ったのよ?」って思っています笑

Photo by Nguyen Hung on Pexels.com

私達も台風の中で運航するのは普段以上に気力体力を使いますが、しっかり安全性を担保した規程によって運航が守られているので安心してくださいね!

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