おはようございます。
いつもありがとうございます。
一昨日は機内に搭載している「医薬品」などの紹介をしました。
それに関連して・・・
「お客様の中に、お医者さんはいらっしゃいますか?」というドクターコールを聞いたことはありますでしょうか??
私は仕事柄多分何百回も飛行機に乗っていますが、幸いにして一度も聞いたことがありません。
しかし、このブログを読んでくださっている方々のうち何名かはご経験があるようですね。
私が運が良いだけなのかもしれません💦
ちなみに、旅客機でお医者さんが乗っている確率は6割である、という話を聞いたことがあります。

もちろん路線や搭乗人数にもよるのでしょうが、これはなかなかの確率ですね。
看護師さんなども含めると、医療関係者はほぼ確実に乗っていると言えるのでは??と思える数字です。
実際、私が一緒に乗務してきた客室乗務員の中にも看護師経験者もいましたし、パイロットで更に医師免許もあるという超ツワモノもいらっしゃいました。
なかなか機内で「ドクターコール」があっても対応して頂けるお医者さんは少ないと聞きます。特に海外では訴訟問題などにも発展するそうで、そのリスクを取るなら・・・ということなんでしょう💦
JALやANAでは「医師登録制度」があります。特典も用意されているようですが、現実はどうなんでしょうか。
私達パイロットからすると、お客様の中に体調不良者が出たらまずは緊急着陸が必要かどうか、色々な条件から検討してコーディネーションを取ることになります。
医療関係者の方々が協力して頂けるならば心強い限りですが、航空会社が医療従事者から常に協力を受けられるような制度作りをしなければならないと思います。
現状は日本にありがちは「良心」に甘えているような印象です。
この「医師登録制度」自体にも問題があると言われています。
幸い、私は今までドクターコールは経験していませんが、今後のことを考えると積極的にご協力頂ける体制を航空業界で確立していくべきではないか、と思います。
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