おはようございます。
コメントありがとうございます!
何ともビックリするニュースですが、無事着陸して何よりでした。
皆さんはこの記事を読んでどう思われたでしょうか?
私がこの会社の機長ならば、同じように飛行を継続したと思います。
しかし、パイロットによって意見が分かれていることも事実です。
それはなぜか?
飛行機のタイヤは、前便で強いブレーキをかけた後の便間が短かくてクーリングが充分でなかったり、長い時間地上移動(TAXI)したりすると熱を持ちます。
ブレーキから伝わってくる熱のみならず、タイヤ自体が撓むことによっても発熱します。
この飛行機だとブレーキ温度とタイヤの空気圧の表示機能が装備されています。
専門記事を読むと、「離陸フェーズにタイヤがバーストした」といっています。
離陸後ギアを上げてからバーストしたのかはよくわかりませんが、何にせよタイヤ空気圧の異常表示によって最終的な原因は判断できたのだと思います。
それよりもまず異常音を聞いてパイロットが最初にすることは、他の計器に異常がないか、与圧はされているか、油圧は問題ないかなど差し当たっての飛行継続に問題がないことを確認します。原因究明はその後です。
後々タイヤの破裂と判断できたのでしょうが、会社と相談後他に異常がなく飛行継続可能だと決定したならば、目的地に飛行するのが正解です。
着陸時にはバーストタイヤ対応の地上支援を要請しているようですので、適切な判断をされたと思っています。
しかし、着陸後にパイロットが外を見てびっくりしたことでしょう。
まさか機体にこんな大きな穴が空いているとは・・・

(The Aviation Heraldより)
航空機は穴が空いてもそれ以上広がらないように設計されていますし、恐らくギアベイの外側なので与圧関係にも問題なかったのでしょうが、それにしてもこの外観には驚くはずです。
今回は何もなくて本当に良かったですが、今後の原因究明が待たれます。
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