実は契約の問題

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

昨日のブログの続きです。

会社の計画にない目的地変更を強いられた場合、どうするのか?

本当に燃料がギリギリの場合は、極論「着陸さえできればどの空港でも良い」ことになります。今回の場合は「横田」がOKなら着陸するかもしれませんね。

しかしそれ以外は「その航空会社がグランドハンドリングを契約している空港」の中から選ぶことになります。

なぜなら、グランドハンドリングの契約がなければ着陸はしてもスポットインも燃料補給も、旅客降機すらできないわけですから。

とはいえ、日本の航空会社はもはやLCC含めJALとANAのグループしかいませんので何とかできるとは思いますが💦

特にLCCは選定できる空港が大手と比べると少ない傾向があります。

そもそも飛行機に搭載される「マニュアル」や「コンピューター」に登録されていない、なんてこともあるんです。

例えば外国の航空会社の場合はどうなるでしょうか??

羽田に就航するルフトハンザが同じ状況になると、必ず中部か関西にしか行きません。静岡や茨城にダイバートしてしまったら・・・しばらくは動けないでしょう。

というのも、仮にアライアンスで日本の会社を通じてグランドハンドリングを委託できても、出発時プッシュバック用の「TOW BAR」(飛行機とトーイングカーをつなぐ棒)が機種ごとに違うので準備できない、ということになります。

羽田や成田、中部から陸送することになります。(特にあの会社の飛行機はマニアックですから笑)

このように、ダイバート先は残燃料を考慮して「ハンドリングが可能な空港」をカンパニー無線等を通じて会社と相談しながら選定してる、という実態があります。

Hide

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。