ダイバートの判断について

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

昨日の欠航の判断についてたくさんのコメントを頂きありがとうございました。

さすがこのブログを読んでくださっている方々は事情を本当によく理解していただいていて、感動しました。

皆さんのようなお客様が一人でも増えるように、ブログなどで情報発信していければと考えています。

改めましてありがとうございます!

さて今日は「ダイバートやリターンの判断」についてお話します。

もし目的地空港が何らかの理由で閉鎖した場合、まず考えるのは目的地空港が再開するまでに自分の燃料が持つかどうかです。

そもそも、飛行機はどれだけ燃料を持っているのでしょうか?

実は、けっこうギリギリしか搭載していないことがあります。

燃料搭載基準については後にお話しますが、「どれだけ待機できるか」を計算して例えば先日お話した積乱雲による「マイクロバースト」がなくなるまでは待てない、と判断すると「ダイバート」を考慮することになります。

ではダイバート先はどの空港になるのか??

私達航空会社は、どれだけ天気の良い日でも「目的地における代替空港」というものを計画に組み込んでいます。

その「代替空港」に関しては天気も常に把握しているので、「目的地に何かあればすぐにその空港に向かうことができる」体制が整っています。

しかし例えばこんな場合はどうしましょうか。

みなさんが伊丹〜羽田路線に乗っているとします。

伊丹〜羽田路線の代替空港はほとんどの場合、成田空港を選定していることが多いです。

その機が羽田空港に進入中、震度5の地震が発生します。全機離着陸禁止となり、自分の飛行機もゴーアラウンド(着陸中止)します。

成田も近いので同じような震度だったとすると、この2大空港に進入してくる飛行機がその他の空港に殺到することになります。

こんな時は自機の残燃料とその他の空港の天候を確認し、会社と相談してダイバート先を一刻も早く決めることが必要になります。

とっさのダイバート先選定においてはどんなことを考えないといけないのか??

この先は明日お話しようと思います。

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