おはようございます。
いつもありがとうございます!
梅雨明けしてこれから盛夏へと入るわけですが、私達パイロットにとってとても厄介な夏の象徴、「積乱雲」についてお話します。

(気象庁HPから)
そもそも「積乱雲」とはどういうもので、なぜ危険なのか?
詳しくお話していこうと思います。
まずは「積乱雲」の形成については以下の動画がとても分かりやすいです。
気象庁|防災啓発ビデオ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!」防災啓発ビデオ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!」の資料映像「積乱雲のでき方」を見ることができるページですwww.jma.go.jp
簡単に言うと、地上の気温が高く上空の気温が低いと上昇気流が生まれ、それが湿った空気だと雲になってどんどん上方に成長していくという感じです。
先日「ヒョウ(雹)」の被害がありましたね。
これも「積乱雲」によるものです。
さて、こんな「積乱雲」ですが、最盛期の雲の中では何と「風速40〜45M/秒」の上昇気流が発生することがあると言います。
換算すると時速162kmです!
時速162kmの上昇気流が発生しているんです・・・・
こんな中に突っ込んだら、いくら頑丈な飛行機でも致命的なダメージを受けるだけではなく、最悪空中分解するかもしれませんね・・・
皆さんが見ると「夏が来たなぁー」と感じられるであろうこの「積乱雲(入道雲)」ですが、飛行機にとっては恐ろしいもので必ず避けなければならないものであることが分かっていただけたのではないでしょうか?
明日はこの「雲中」だけではなくその「周辺」にも及ぼす影響をお話します。
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