皆さんも揺れにご注意ください

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

他人事には思えないこんなニュースがありました。ANA、急な揺れでCA骨折 徳島上空、熊本発伊丹行きNH1626便(Aviation Wire) – Yahoo!ニュース 6月25日午後1時29分ごろ、ANAウイングス(AKX/EH)が運航する全日本空輸(ANA/NH)の熊本発伊丹行きNH1626便(ボンバルディアDHC-8-400型機、登録記号JA854A)が徳島news.yahoo.co.jp

この時期は特に揺れの予想が厳しい場合があり、雲の状況によっては予測できない揺れとなるケースがあります。

この便のパイロットに気持ちを置き換えて考えると、このように短い路線で天気も悪く、その中でサービスの時間を確保しなければならないという状況ならば機長がなんとかしてシートベルト着用サインの消灯時間を作ろうとマネージメントします。

客室乗務員にももちろん注意喚起はしているでしょうが、このように不安定な状況では当該客室乗務員の方も大変であったと思います。

客室乗務員も揺れには慣れて入るものの、機体特性上揺れに弱く、また機体後方ということもあってかなりの揺れだったことでしょう。

私も機長としてフライトする以上、このような事故を避けるために全力を尽くしますが絶対に起こさないとは言い切れません。

当日の天気図を見ると、前線の南側で高気圧から吹き込む暖湿流の影響で九州から四国にかけて雨雲が観測されています。大気が不安定なため積雲系の雲が湧きやすく、特にその雲の周辺は大きく揺れます。

(tenki.jpより)

プロペラ機での降下計画はジェット機と比べて比較的融通が効くところが羨ましいところですが、それでも避けきれない揺れだったのではないかと思います。

以前もお話しましたが、ベルト着用サインの点灯や消灯はパイロットの仕事です。『いかなる揺れも極力避けます』おはようございます。 いつもありがとうございます。 昨日は国際標準の揺れに関する指針をご説明しました。  日本国内では次のようになっています。(以下はある会社…ameblo.jp

また、今回のような場合なぜ「航空事故になるのか」というお話も以前しました。『なぜ怪我すると航空事故扱いになるのか?』おはようございます。いつも読んでいただきありがとうございます。 昨日はJALのタービュランス事例を挙げ、機長のシートベルト着用サインについての考え方をお話しま…ameblo.jp

飛行機と「揺れ」は切り離せないものです。

現在の技術では100%揺れない状況だと言い切れる時はないと思います。

今後もし「揺れ」が可視化される時代が来れば、このような事故もなくなるんですが・・・

今回負傷された客室乗務員の方の早期回復をお祈りしております。

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