止まりたいときもあります

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

昨日は上限速度を説明しましたが、今日は逆に下限速度についてです。

下限速度も同じように「バーバーポール」で計器上に表示されますが、もしその速度を超えて減速していくと・・・

以下の動画を御覧ください。

LOW SPEEDバフェットブログの説明向けの動画ですオンラインサロン:https://lounge.dmm.com/detail/4255/index/アメブロ:https://ameblo.jp/morgenrot2022/youtu.be

このように、スティックシェイカーが作動して(操縦桿がブルブル震えます)、失速警報が鳴ります。

それでも減速をやめない場合は、この動画のように「速度を増加させるためのピッチダウン」を飛行機が自動的に行います。

先日お話した「プロテクション」です。

もしこのプロテクションがなく、実際に「失速」してしまってもリカバリーの方法がありますが、更に深い失速に入るともうどうしようもなくなります

パイロットはライセンスを取得するための訓練期間、小型機でこの「失速」を何度も経験し、それからのリカバリーを演練します。

最初は本当に恐ろしいのですが、飛行機の限界を知り失速から回復させる確かな技術を身につけることはパイロットにとって不可欠なことです。

ということで、飛行機は「上限速度も下限速度もあってその間で飛行している」ことを改めて知っていただけたのではないか、と思います。

自動車のように「困ったら停車する」「立ち止まって考える」ことができないのが飛行機です。

どれだけ減速しても時速数百キロで飛行しなければならない飛行機で、緊急事態にも優先順位を付けて冷静に対処する能力がパイロットには必須なのです。

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