ラダートリムの重要な役割

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

昨日は「エルロン・トリム」について説明しました。

今日は「ラダー・トリム」についてです。

昨日最後に、「ラダー・トリムには重要な役割がある」とお話しました。

その答えは分かりましたでしょうか?

そもそも、ラダーは垂直尾翼の後ろ側にある可動翼です。

この翼を動かさなければならないときは・・・・

次の図を御覧ください。

例えば左エンジンが故障した場合、右のエンジンだけ作動しているので飛行機を「反時計回り」に回転させようという力が働きます。

それを抑えるためにラダーがあります。

ラダーを図のように動かすことで、「時計回り」の回転方向の力を生み出します。

このように、エンジン出力の不均衡を打ち消す役割をラダーは担っています。

このラダー、コックピットの足元にある左右のペダルで操作するのですがなかなか重たいんです。

少しの時間ならいいのですが、シミュレーター訓練で離陸直後から着陸までこのラダーペダルを踏み続けると足がつります💦

それほど重く設定されているので、その重さを軽減するために「ラダー・トリム」を使ってそのラダー位置を固定するのです。

ということで、重要な役割は「エンジンが一つ故障した場合、パイロットの足での操縦負担を軽減するため」でした。

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