おはようございます。
いつもありがとうございます。
皆さんが飛行機に乗られたとき、あるいは展望デッキなどで外からご覧になっているときに見られる光景についてお話します。

エンジンをスタートした後、TAXI開始前か開始直後、翼の上のスポイラーが立つ瞬間があるのをご存知ですか?
(会社によって、そして機種によってタイミングが異なります。)
スポイラーの説明は過去記事から。『フライトスポイラーとグランドスポイラー①』おはようございます、たくさんコメントいただきましてとても嬉しいです。読んでくださってありがとうございます。頑張ろう、という元気の素になります! またここに書く…ameblo.jp
これはなぜかというと、このタイミングでフライトコントロールチェックを行っているからなんです。
フライトコントロールチェックとは?
操縦系統が問題なく作動するかを確認することで、エンジンがスタートして油圧系統が使えるようになってから行います。
具体的な手順としては・・・
ボーイングだと操縦桿、エアバスだとサイドスティックをまず前後左右いっぱいに操作します。
操縦桿で説明すると、まず左いっぱいに操作すると、左の翼は「エルロンとスポイラー」が上向きに動きます。右は逆にエルロンが下がっています。
先程動画を作成しました。ちょうどこの様子が写っているので見てみてください!
Cabinから見たFlight Control Checkブログ説明動画です。フライトコントロールチェックの様子が見えます。youtu.be
続いて操縦桿を操縦感を前いっぱいに押し込むと、水平尾翼の昇降舵が下がります。
最後にラダー(足のペダル)を左右各々いっぱいに踏み込み、垂直尾翼の後ろの部分が動きます。
この動きはコックピット内の計器に表示される機種が多いですが、オプションによっては搭載されない機種もあります。
その場合は外を見て確認するか、あるいは操縦桿の引っ掛かりがないかを確認します。
客室からはMovieのようにエルロンとスポイラーしか見えませんが、外から見ると全ての動きをチェック出来ると思います。
離陸前のあの翼が動く様子、なかなか格好いいですよね!
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