パイロットと錯覚②勾配

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

先日は「滑走路の幅」によって見た目の高さに違いがあることをお話しました。

今日は「勾配」です。

滑走路は常に平坦ということはありません。

上り坂、下り坂になっていることがあるんです。

日本でもなかなかの勾配を持つ「鹿児島空港」をみてみましょう。

まずはRYW34

(Google Earth)

続いてRWY16

(Google Earth)

これも同じ場所、ほぼ同じ高さですが見え方はどうでしょう?

34のほうが高い位置にいるように錯覚をうけますよね?

実は、鹿児島空港は滑走路34⇨16にかけて上り坂になっているんです。

(AIP)

着陸も34は普段より少し多めに引き起こさないと「ドスン」という着陸になってしまいますし、逆に16では普段通り着陸しようとすると接地点が伸びてしまう傾向があります。

人の錯覚とは恐ろしいもので、他にも滑走路の長さや雨、夜間、霧なによって「普段の見え方と異なる」錯覚に惑わされることがあります。

パイロットは、事前準備の段階で各空港の特性なども考慮した「予習」が欠かせません。

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