パイロットと錯覚①幅

Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMMオンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

おはようございます。

いつもありがとうございます。

「錯覚」のお話でもう一つ、空港の滑走路のお話です。

大体の空港は、滑走路に対して「3度」の降下角度(パスといいます)で着陸まで進入していきます。

旅客機パイロットにとってこの「3度」のパスは、まさに「目で覚えている」感覚なんです。

もし天気の良い場合は、ビジュアルアプローチといってパイロットの「目」だけで滑走路に対して「3度」のパスで進入、降下することがあります。

実は滑走路に正対したとき、高さの感覚が狂うことがあります。

GOOGLE EARTHからの次の画像を比較してみてください。

まずは高知空港のRWY32から

次に高松空港のRWY26

これ、どちらのほうが低い位置にいると思いますか??

高知(上)のほうが高い場所に居て、高松(下)のほうが低い場所にいると思いませんか??

並べてみるとこんな感じです。

やっぱり26のほうが低い場所にいるように感じ、32は高い場所ですね・・・

実は、同じ場所(滑走路末端)で同じ高さの画像なんです。

これこそ錯覚の怖さです。

この差は、滑走路の「幅」です。

高知空港は「幅45M」に対して高松空港は「幅60M」なんです。

滑走路幅が細いと、太い滑走路より「高い場所にいる」感覚を覚えます。

同じ場所でも、滑走路の「幅」によってこんなに見え方が違うのか、とおわかり頂けたと思います。

私達は、滑走路幅によってこれまでにも見え方が違う中、以前お話したPAPIの情報を参考にしながら3度のPATHで着陸を行っています。

『PAPIって?』おはようございます。 いつもありがとうございます! PAPIってご存知でしょうか?? 着陸時に前方カメラが映る機種だと、滑走路横(大体左側、たまに右側)に配置…ameblo.jp

明日も同じような「錯覚」について取り上げます。

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