おはようございます。
いつもありがとうございます。
富士山の山岳波とその恐ろしさについて、昨日はお話しました。
突然ですが、こんな写真よくみませんか?

(AIM-Jより)
特に冬場に見られます。
テレビでは「富士山とその隣の雲がとってもきれいです!!」なんてレポートされていますが、私達パイロットには「恐ろしいもの」としか見えません。
まさに、これらの雲こそ富士山の風下に「山岳波」が存在する「証拠」だからです。

こんな時は富士山の付近のみならず、もちろん減衰していますが他の場所でもタービュランスが発生します。特に風下の地域においてはなかなか強いものです。
冬場、羽田や成田のアプローチで特定の場所において、15000feet以下はかなり気流が悪いことが多いです。
これも遠く離れた「富士山の山岳波」が影響しているんです。
日本の象徴として冬場も夏場もそれぞれの表情を見せる「富士山」ですが、航空機の運航には多大な影響を与えているんだなぁ、と思ってもらえたら嬉しいです。
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