おはようございます。
昨日の問題、皆さん考えて下さってありがとうございました。
さて、昨日の問題の答えですが・・・・

日本一の山、富士山の高さは・・・皆さんご存知のように3776mですよね。
これをfeetに換算すると、12388feetとなります。
離陸上昇を考えてみると分かりやすいのですが、離陸時に最新のその付近の地上気圧に合わせて離陸していきます。このとき高度計に表示されるのは、現在飛行している「正確な高度」となります。
そして、日本で一番高い富士山を超えた高度を高度計で確認する=もうこれ以上は高い障害物が存在しない、ということを確認して、昨日言った「STANDARD=29.92inHg」に高度計補正値をセットするんです。
気圧が低いときや安全係数などを考え、日本で最も高い富士山=12388feetを確実に気圧高度計で確認する必要があることから、日本ではどこを飛んでいても
14000feet
で変更することになっています。
そしてこの「STANDARD=29.92inHg」に設定後は、違いを明確にするためにfeetではなく「FL=フライトレベル」という呼称に変わります。
41000feetは正確にはFL410(フライトレベルフォーワンゼロ)、15000feetはFL150(フライトレベルワンファイブゼロ)といった感じです。
逆に上空から降下してくる場合も、FL140付近で「QNH29.86」などと付近の最新の補正気圧に合わせことになっています。
気圧高度計を使用する以上このような補正が入り、また高度の呼称も変わることだけ分かっていもらえたら嬉しいと思います。
ちなみに・・・富士山の付近は16000feet以上でないと飛行できないことになっています。
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