おはようございます。
いつも読んで頂きありがとうございます。
昨日までは巡航高度について、「なぜ高いところを飛ぶのか」「なぜたまに低い高度を飛ぶのか」「なぜ超高高度(41000feetより上)はあまりフライトしないのか」をお話しました。
低い高度を飛ぶ場合においての理由でひとつお話できていないことがありました。
それは、「上空の風が強い」場合です。
上空での向かい風が強い場合、あえて低めの高度をフライトすることがあります。
日本国内では冬場、上空では200ノット以上(350Km/h以上)の西風が吹きます。
時速800Km/hで巡航できる機体でも、向かい風だと対地速度450km/hになっちゃいますね💦
逆に追い風を受けた場合は対地速度1150km/hで飛行できることになります!
不思議ですよね。
飛行機は「対気速度」で飛んでいるので、「空気に対する速度」なんです。
空港のムービングウォークを思い出してください。
みなさんが普通の速度で歩いていても、ムービングウォークにのるととっても早く移動できますね。
子供のようにそれを逆に歩くと、なかなか進みません。
みなさんが飛行機、ムービングウォークは風だと思ってもらうと理解が早いですね。
飛行機は風との戦いで飛行しているといっても過言ではありませんね。
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