飛行機はなんで高いところを飛ぶのか?

おはようございます。

昨日の質問にご回答頂きありがとうございました!

なかなか難しい質問でした。

正解にたどり着くには、今日から何度かに分けてお話する「原則」を理解していただいてから、となりますのでお付き合いください。

でははじめに、「旅客機がなぜ高いところを飛ぶのか?」についてお話します。

その理由は、「燃費がいいから」です。

基本的に、高度が高ければ高いほど「空気の密度」が低くなります。

そのため、「空気抵抗」が減ります。

「空気抵抗」が小さい、ということは、「燃費がいい」ということなんです。

車でも、高速道路でトラックの後ろを走ると空気抵抗が減って燃費が上がりますよね。「スリップストリーム」といいます。

ただ、あまりに高すぎるとジェットエンジンが燃焼するための「酸素」もなくなるので、大体40000feet前後が昨日お話した「最大巡航高度」ということになるんです。

空気抵抗の話でいうと、皆さんはこんな経験がお有りかもしれません。

1:巡航中より着陸態勢に入ったときのほうが騒音(風切り音)が大きい気がする

2:離陸直後より巡航直前のほうが騒音(風切り音)が静かになっている(エンジンは同じ出力です)

この理由は低い高度のほうが空気抵抗が大きく、上空に行くに従って抵抗が減るからなんです。

耳の慣れの問題か?と思われるかもしれませんが、次回搭乗されるときは注意深く聴き比べてみてください。

必ず、上記のようなことが起こっているはずです。

ということで、「飛行機はできるだけ高い高度を飛びたい」理由は分かって頂けたかと思います。

明日は、ではなぜ「燃費で有利な高高度」ではなく「低い高度」を選択することがあるのか、についてお話します。

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Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMM オンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

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