外国ではベルト着用サインの意味が違う?

おはようございます。

いつもありがとうございます。

さて、先日の投稿の際にご質問いただいた内容をお話しようと思います。

外国の航空会社に乗ると(最近はなかなか乗れずに残念ですが・・・)、こんなことはありませんか?

・「シートベルトベルト着用サインが点灯してるのに客室乗務員が歩いている」

・「シートベルト着用サインが点灯しているのにトイレに行っている人がいる」

・「シートベルト着用サインがいつまでたっても消えない」

いずれも、日本ではなかなかの大事件です。

なぜ外国の会社では許されているのか?

私も昔に気になって、UA(ユナイテッド航空)の客室乗務員に直接聞いたことがあります。

すると、彼は以下のように言っていっていました。

「シートベルト着用サインが点いたら原則座らなければならないけど、あれはお客さんのためのものだから。私達が歩いても問題ないし、もし揺れたら自分たちで判断して座るよ。そして、サービスもできないような状況ならコックピットから連絡が来るからそしたら座るよ。」

彼の話が会社としての見解なのか、個人の考え方なのかは分かりませんが、

国が違えば考え方も違う、典型的な例でした。

訪日外国人旅行客が、日本の航空会社で「シートベルト着用サインが点灯しているのにトイレに立つ人が多い」のも、むしろ日本のシートベルト着用サイン厳格な運用がむしろガラパゴスなものであることを示しています。

また、こんな話もあります。

シートベルト着用サインを運用する(点灯、消灯させる)のはコックピットで、機長の判断で行うものです。

揺れてお客様が怪我をされた、なんていう時に、「シートベルト着用サインが点灯していたか、消灯していたか」が問題になってきます。

先日言いましたが、私達が責任追及されることを避けるためには「常時点灯」が最も理想なんです。(それでも責任は発生しますが)

しかし、お客様のこと、客室乗務員の業務を考えるとどうしても「オフ」にしなければならない場合があります。

その場合の怪我のリスクを軽減させるため、客室乗務員とは綿密な打ち合わせを行いますし、アナウンスで状況説明やシートベルトの常時着用をお願いしたりしています。

外国ではそのあたりの考え方が異なる会社(パイロット)もあるのでしょうね。

ということで、今日は日本と外国の航空会社の間にある、「シートベルト着用サイン運用」についての違いについてご説明しました。

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Morgenrot – 現役パイロットによる航空のお話 – DMM オンラインサロン現役の国内航空会社旅客機で機長を務める代表と、副操縦士によるオンラインサロンです。 飛行機の不思議や豆知識、パイロットのマネージメント、危機管理、運航の現場の裏側など航空ファンにはたまらない内容をお届けします。lounge.dmm.com

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