おはようございます。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は天気のお話を。
数日前の日曜日、成田空港では一時「霧」が発生し離着陸機に大きな影響が出ました。
霧がよく発生すると言われる成田空港ですが、今日はその「霧」についてお話しようと思います。
そもそも「霧」とは何なのか?
一言で言ってしまえば、「雲が地上まで降りてきた」と解釈すれば早いと思います。
ちなみに一言に「霧」と言ってもいろんな種類があるんです。
「放射霧」「移流霧(海霧)」「滑昇霧」「蒸気霧」「降水霧」「氷霧」など・・・
海霧は千歳空港、仙台空港、函館空港など海の近い空港でよく発生していますね。
さて霧の発生する条件としては・・・
1:気温が低下すること
2:湿った空気であること(湿度100%)
3:凝結核があること
4:風が弱く吹いている
この4条件が重なったとき、霧が発生します。
よくわからないのは3番目の項目ですよね、凝結核とは?
難しい言葉ですが、何とか簡単に説明します。
例えば土埃や海水の飛沫が乾燥してできた塩粒などが空中に飛んでいると、そこに水便が付着することで水滴ができやすくなります。
その「核」となる土埃や塩粒のことを凝結核といいます。

こんな感じで霧になります。イメージは湧きましたか?
さて、このように発生した霧ですが、視程が1KM未満と定義されています。それ以上5KMまでは「もや」と呼ばれています。
この「霧」が航空機の発着にどんな影響を与えるのか、次回以降に考えていきたいと思います。
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