おはようございます。
いつも読んでいただきありがとうございます。
「ワンマンバス」「ワンマン電車」・・・
もはや電車やバスではもはや普通に一人での運行となっていますが、なぜパイロットは2人乗っているんでしょうか?
このコスト削減の世の中、パイロットが一人になれば人件費半分で会社も助かるのでは?などと思いますね。
(あまりそういうことを言うと自分の仕事がなくなってしまうのですが💦)
機長、副操縦士の違いについてはまた今後お話するとして、今日は「なぜ2人乗務なの?」という素朴な疑問にお答えします。
皆さんが普段乗られるボーイングやエアバスなどの旅客機には「取り扱い説明書」のようなものがあります。
その名称をFlight Crew Operation Manual(FCOM)といいます。
大手の航空会社は、手順を独自に設定して承認を受けたAOM(Airplane Operations Manual)ですが、今回はFCOMを中心に説明します。
我々パイロットはこのFCOMを勉強して、その飛行機の資格を取得します。
ちなみにFCOMには、
・制限事項(絶対に守らなくてはいけない項目)
・通常手順(覚えます)
・補助的な手順
・緊急手順
・システムの詳細
・航空機の性能
などが記載されています。
その中の最も大切な「制限事項」の中に、以下の文言があります。(以下は誰でも閲覧できるボーイング777のFCOMに記載されている内容です)
「 Minimum Flight Crew: • Captain and First Officer.」
つまり、航空機製造メーカーが発行する「FCOM」に機長と副操縦士、2名のパイロットが最低でも必要と記載されています。
ということで2人以上で運航してください、と製造メーカーが規定しているので、一人乗務はできないのです。
現在一人乗務の飛行機についてメーカーが試験中との話も聞きますが、しばらくは2人乗務が続きそうですね。
ここからが本題ですが、例えば皆さんご存知「ホンダジェット」はどうなるでしょうか??

この飛行機は1人で操縦できますが、二人乗務している会社もあります。
さてなぜでしょうか??
明日答えをお話します。ちょっと考えてみてください。
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