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さて、今日は神戸空港の着陸についてお話します。
昨日は、神戸空港への進入は明石海峡からしかできない、というお話でした。

(GOOGLE)
滑走路の向きはちょうど東西方向で、西から進入すると東向きにまっすぐ着陸できる計器進入方式(ILS)が装備されています。

(AIP)
伊丹と同じように、神戸にはこの西から東へまっすぐ進入する方法しか、計器進入方式がありません。
そのため、多少の追い風でもこのILS 09アプローチを実施することが多いです。
そして、どうしても逆の滑走路、27に着陸しないといけないときは・・・・今どき珍しい「サークリングアプローチ」を実施しなければなりません。
上記図を見ていただければ分かりますが、関空とあまりに近いために神戸空港の滑走路27に着陸する場合は「関空に進入する飛行機より下の高度」で回らなければなりません。

(GOOGLE EARTH)
こんな感じで、西からまっすぐ入ってきて、空港が見えたら空港の右側に出ます。
1.5海里=2.78KMですので、空港の約3キロ南側を高度約150Mてフライトし、最終的に左に回って滑走路に着陸する、という方法です。
向こう岸は大阪堺市が迫ってきますので、最終ターンも遅らせないんです。
これをサークリングアプローチといいます。
技術的には最も難しい着陸方法の一つでしょう。
管制と調整して、もう少し高い高度で持っていくことも可能な場合があります。
その場合はビジュアルアプローチといって、伊丹の14や福岡の34でよく実施される方法です。
神戸便に乗られる際、西風が強い日にはこのアプローチが見られるかもしれませんね!
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