おはようございます。
先日、都心上空を通過する16の運用についてお話した際に、沢山の方々から「遠回りになるから嫌だ」とのご意見を頂きました。
コレの原因ですが、まさにこの説明です。
(東京都都市整備局HPより以下抜粋)
米軍が管理する横田空域は1都9県にまたがる広大な空域です。
首都圏の増大する航空需要に対応し、より安全で効率的かつ騒音影響の少ない航空交通を確保していくためには、横田空域を全面返還させ、首都圏の空域を再編成して、我が国が一体的に管制業務を行うことが不可欠です。
都は、横田空域及び管制業務の早期全面返還の実現と、同空域の活用による首都圏空域の効率的な運用を国に働き掛けていきます。

(抜粋以上)
(この場は政治的はお話を差し控えたいと思っていますが、もし返還されたら航空交通流は間違いなくスムーズになると思います)
ということで、この図を見れば一目瞭然、日本の首都の西側ではこんな広大な空域が使用不可能となっているんです。
なので、羽田空港からの西向きの離陸機はこんな感じの計器出発方式になっています。
(AIP)

黄色でマーカーしたところは、記載した高度以上で通過することが求められています。
一番目の図と照らし合わせてみれば、横田空域の「上」を通過するようになっていますね!
また、先日紹介した16への計器到着経路はこちらです。
(AIP)

見事に房総半島から東京の東を回って、16の最終進入コースまで繋がっています。
これは遠回りですね💦
空域についてはまた別の機会にお話しますが、羽田に西からアプローチするにはこのような遠回りをしなければならない、と知っておいて頂ければと思います。
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