おはようございます。
いつもご覧いただきありがとうございます。
少し前ですが、「東京上空をかなり低い高度で飛行機が飛ぶ」と話題になりましたね!
現在は、時間限定でそのアプローチが実施されています。
「15:00〜19:00のうち概ね3時間ほど」を目安に、16L/Rに着陸する運用です。
特に夏場の南風が強い場合に見かけることが多いかと思います。
天気が良い時は「RNAV16L/R」、天気が悪い時は「ILS16L/R」が運用されます。
この「RNAV16L/Rアプローチ」ですが、なかなか厄介な進入方法なんです。
こちらを御覧ください。
(AIP)

ちょうど新宿駅の上ぐらいから降下していくルートですね!
(google earth)

このアプローチの降下角度をみてもらいたいんですが、
通常の最終進入降下角度は「3度」ときまっています。(自衛隊は違いますが、旅客機の場合です)
しかし、このアプローチは「3.45度」となっていますね。
つまり、通常のアプローチより「急角度」で降下しなければならないんです。
この設定の理由はズバリ、騒音軽減なんですが・・・ちょっと疑問符がつきます。
なぜか??
特に夏場は真高度が高い(説明省略しますが、なかなか難しいです)中、3.45度の降下角度で新入しようとするとかなりの降下率が必要となります。
「急降下」をしながら減速してギアを出して着陸フラップにして・・・では、安定した進入ができない恐れが出てきます。
そのため、もう新宿の上ではギアやフラップを着陸状態にしてから降下していく手順が推奨されています。
そう、普段はもう少し後で下ろすギアやフラップを、かなり手前で下ろしているんです。
海外の空港でも騒音軽減のためよく見られるこの急角度進入ですが、果たして結果的に騒音軽減となっているのか、、、私達も騒音軽減には最大限配慮しますが、その結果安定した着陸が行えないのは本末転倒です。
東京上空を飛ぶこのRNAV16L/Rアプローチ、なかなかくせ者なんです💦
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