おはようございます。
いつも読んでいただきありがとうございます。
先日から日本で最も忙しい空港、羽田空港についてお話しています。
この忙しさを象徴するひとつに、「速度制限」があります。
以下を御覧ください。
(全てAIPより)

アプローチタイプによって、あるポイントをある速度で通過することを求められています。
たとえば、上記のILS X 34Lをみてみましょう。

最初の表を見ると、KAIHOを180Kt,ALLIEを160Ktで通過することになっています。
普通に飛ぶと、ALLIE160Ktは少し厳しい(速い)場合がありますが、パイロットは何とかフラップやギアを駆使してエネルギーマネージメントしてます。
このように、同じアプローチをする全ての飛行機に同じ速度(Procedural Speedといいます)を課すことで、少しでも多いトラフィックを処理できるようになっています。
仮にTAIL WINDやラフエアーでこの速度を確立できない場合は管制にリクエストすることで制限をキャンセルしてもらうことが可能です。
安全に着陸することが一番ですし、管制官も充分そのことを承知してくれています。
明日は、ここ数年でやっと実施可能となった東京上空を飛ぶアプローチについて少し紹介します。
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