
おはようございます。
いつも興味を持って頂きありがとうございます。
羽田空港の話題ですが、この空港でも導入されているシステムをお話する前に・・・
今日はマーシャラーの話題です。
マーシャラーとは、旅客機がゲートにブロックインする際に「オーライ、オーライ」という感じで飛行機のセンターラインからのズレや停止位置をパイロットに教えてくれるスタッフのことです。
機外カメラが装備されている機体では、このマーシャラーの動きも客室から見えるときがありますよね。

(JGS HPより)
私達がブロックインするときも、この方々がいてくれてこそ正確な位置に駐機ができるのです。
飛行機は車のように窓を開けて、「もうちょっと右かな?」ともできませんし、そもそも駐車のやり直しすらできません💦
特に気をつけるのは機体停止時で、場合によっては「止まれ」の指示が少し唐突の場合があります。
停止指示ですが、両手を左右に伸ばした状態から徐々に上に上げていき、両腕(パドル)がクロスしたときが停止です。
よく見ると、停止線の近くにスタッフがいて、その方の動きをそのままコピーしてマーシャラーが私達に教えてくれているので、空港で飛行機を待っている際に見てみてください。
飛行機の速度をもとに予測しながらマーシャラーは停止まで一連のサインを送るのですが、色々な事情があると思いますがこの動きがすごく早いときもあるんです。
停止位置を大幅に過ぎるとPBB(ボーディングブリッジ)が接続できなくなることもあるので気を使います。
しかし、お客様が乗っているので「カックン」となるブレーキは避けたい・・
そう思いながらパイロットはブレーキ操作をしているので、万が一最後に「カックン」となってもそれは安全上致し方ないと思ってください。
「機体が停止し、シートベルト着用サインが消えるまでお席をお立ちにならないようにお願いいたします」というアナウンスがありますが、安全のためには本当に重要です。
明日は、羽田空港をはじめこのマーシャラーに代わり導入されてきている「VDGS」というシステムについてお話したいと思います。
Hide
コメントを残す