後方乱気流⑧(終)ーエンルートー

Photo by Daria Shevtsova on Pexels.com

おはようございます。

長く話した後方乱気流についても一段落させる回となりました。

今日は、空港以外でのウェイクタービュランスについて。

旅客機は、「西行きが偶数、東行きが奇数」の巡航高度でフライトしています。

どういうことかというと・・・

例えば、東京→福岡のときは西の方角なので40000,38000,36000,34000,32000(単位は全てfeet・・・で、逆に福岡→東京では39000,37000,35000,33000・・・という感じです。

何を言いたいかというと、「巡航中に後方乱気流に入らないのか?」ということです。

わずか1000feet差(約300m差)ですれ違うわけですが、後方乱気流の影響は??

(AIM-J)

上記図を御覧ください。

上方の旅客機から発生した後方乱気流は、「500-1000feet」下方まで影響するのです。

そうです、ちょうど影響するかしないかギリギリの高度差で飛んでいることになります。

昔は「500-900feet」と書かれていましたが、「そんなわけないだろう」という声があったんですかね、1000feetに書き換えられました笑

さて、自分が39000feetをフライトしていて、反対方向から40000feetで巡航している飛行機とちょうど真上ですれ違うことになったとします。

その時の大気の状態が「微風」の場合、なかなか緊張します。後方乱気流に遭遇する可能性があるわけですから。

といっても、離着陸時に言及したような飛行機が回転してしまうような大きなモノではありませんが、突然の大きな揺れとなる可能性があります。

明らかに入りそうな場合は、管制官にリクエストして距離を取ることもあります。

また、同じ高度、速度で同じ方向に向かっている飛行機の真後ろを飛行することになった場合は(といってもあおり運転のように後ろピッタリなんてことはありません)、洋上にかぎり勝手に右側に2マイル避けて良い、との決まりがあったりします。

いずれにしても、巡航中でも他機との位置、距離、大気の状態なども常にモニターしておかなければなりません。

なかなか巡航中も暇ではないことがお分かりいただければ幸いです。

ということで、省略した部分もたくさんありますが、後方乱気流についてのお話は今日で一旦終わりにします。

飛行機が飛ぶことで乱す気流の流れは、いろんなところで気をつけなければならないんだなぁと分かっていただけたと思います。

明日からはまた違うテーマをお届けします。

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“後方乱気流⑧(終)ーエンルートー”. への2件のフィードバック

  1. おはようございます~
    こういった専門的な事は、一般人には知り得ないことですので、嬉しいです。☺
    ありがとうございます(^o^)/

    いいね

    1. Morgenrot(モルゲンロート) のアバター
      Morgenrot(モルゲンロート)

      おはようございます。
      そう言っていただけて嬉しいです!
      ありがとうございます!
      今後飛行機に乗られる際もいろいろなことに興味を持って頂ければありがたいです!
      今後ともよろしくお願い致します。

      いいね: 1人

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