おはようございます。
毎日ありがとうございます。
さて、そろそろこの話題も終わりが見えてきましたが、今日は「羽田、成田は新しい後方乱気流区分で運用されている」ということをお伝えします。
日本で最も忙しい空港、羽田。まだまだ国際線は日本一の成田。
これらの空港は、滑走路が常時2本しか運用されないので大混雑します。
そのため、「できるだけ管制間隔を縮めて時間あたりの離着陸機の数を増やしたい」と考えています。
そこで、従来J,H,M,Lと4つに分けていたカテゴリーを7つに分けて、より機種ごとに細分化した管制間隔を取っていこうという方向になっています。
従来の考え方を「後方乱気流カテゴリー」
新しい考え方を「後方乱気流グループ」と定義し、以下のようになっています。
(JAPA ATS委員会資料より抜粋)

この例では管制間隔が短縮可能であることが分かると思います。
このように、管制官は飛行機に速度を指示しながら最低間隔を切らないように、しかし間隔を取りすぎないようにコントロールしているんですね。
本当に尊敬します。
私達パイロットとしては、管制官が取りたいであろうセパレーションを先読みして自ら早めに減速したり速度調整をして、適切な管制間隔を維持できるように努力しています。
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