
おはようございます。
昨日は翼端渦のクイズの解答をお話しました。
それを踏まえて、今日のお話は「翼端渦の発生する場所ー離着陸時ー」です。
まず、離陸、着陸の際はこんな感じです。
(図はすべてAIM-J)

・離陸した「瞬間」に翼端渦の発生が始まり
・着陸した「瞬間」に翼端渦の発生が終了する
となっています。
もちろん、初回にお話した「ジェットブラスト」の影響はエンジンが動いている間はずっと存在します。(⇓ジェットブラストの記事)
https://wordpress.com/post/morgenrot2022.jp/339
まとめると、離陸時は先行機の離陸したポイント、着陸時は先行機のタッチダウンポイントを注目すべき、ということです。
昨日お話したように、無風または微弱風のときは特に「翼端渦」の影響が残りやすい、と言いました。
分かりやすい図がこちらです。

着陸時に飛行機が発生させた「翼端渦」が、滑走路に流されてくるような状況です。
これでは後続機が「突然接地間際に風が乱れる」原因となり、とても危険です。
これらの状況を顧慮して、「管制間隔」が設定されています。
明日はこの「管制間隔」についてみていきます。
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