
おはようございます。
昨日の質問に対する答えと解説を今日は行います。
昨日の質問は⇓
「翼端渦」が一番強いのはどんなフライトフェーズでしょうか?そして風の状態とは??
問1:どの飛行フェーズでしょうか?
問2:その渦に巻き込まれる危険性が高い「風」の状態とは?
以下の選択肢から選んでください。
問1:①離陸 ②上昇 ③巡航 ④進入 ⑤着陸
問2:①真横からの強風 ②無風〜微風 ③真後ろからの強風 ④ラフエアー
でした。
まず
「翼端渦」が最も強いフェーズは、①離陸 が正解です。
「翼端渦」が一番強いとされるのは、「Heavy,Slow,Clean」と言われています。
「重量が重く、速度が遅く、翼はフラップなどが出ていない状態」ということです。
離陸時は(厳密には離陸直後)、着陸時と比べて重量は重く、速度も遅く、翼は先日フラップの話題のときにお話しました(以下をご参照ください)
https://wordpress.com/post/morgenrot2022.jp/210
着陸時と比べてフラップ角度は浅くなっています。
故に、この中で一番「翼端渦」が強いフェーズは「離陸時」となります。
もちろん着陸時も離陸時に次いで「翼端渦」が強いフェーズです。
巡航中は「翼端渦」がないのか、というともちろん存在しますし、充分強いものです。
それぞれのフェーズでの回避方法はまたご紹介します。
では2問目ですが、一番影響を与える風の状態は・・・・②無風〜微風です。
理由は単純明快、その「渦」が残ってしまうからです。
他の風の状況では、強風によってその渦がかき消されてしまいます。
ゆえに、昨日の答えは①ー②でした✩
このブログがもっと盛り上がると嬉しいと思いますので、いつでもコメントください。
この話題だけではなくても、聞いてみたいことや感想などありましたら頂ければ嬉しく思います。
明日は、この「翼端渦」がどのように飛行機に影響してくるのかをご説明します。
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