
おはようございます。
昨日はジェットブラストについてお話しました。自衛隊の飛行機のお話は大変驚きました!
今日は「翼端渦」についてのお話です。
ご存知のように、飛行機は翼に「揚力」を発生させてフライトしています。
簡単に言うと、翼の「上」と「下」で「気圧」が違う=「揚力」となります。
翼端ではこの「気圧差」が急激にゼロになり、「渦」が発生します。

(出典は全てAIM-J)
ちなみに、この「渦」はそれを発生させている飛行機自身にとっても「抵抗」となります。
故に、こんなモノが翼端に取り付けられていることが多いのです。

この「ウイングレット」とか「シャークレット」とか呼ばれるものによって翼端渦を軽減し、5〜10%の燃料節減が可能と言われています。
さて、この厄介な「翼端渦」ですがその「渦」がどんどん大きくなっていき、小型機が中に入ってしまうと最悪の場合、操縦不能となってしまうことがあります。

恐ろしいですよね💦
今日は、「飛行機は後方に渦を発生させながら飛行していて、その渦に他の飛行機が入ると大変なことが起こる可能性がある」
ということを分かって頂ければそれで成功です。
では、この「翼端渦」ですが一番強いのはどんなフライトフェーズでしょうか?そして風の状態とは??
今日は難問なので、選択肢をご用意しました。
問1:どの飛行フェーズでしょうか?
問2:その渦に巻き込まれる危険性が高い「風」の状態とは?
以下の選択肢から選んでください。
問1:①離陸 ②上昇 ③巡航 ④進入 ⑤着陸
問2:①真横からの強風 ②無風〜微風 ③真後ろからの強風 ④ラフエアー
なかなか難しいかもしれません。
解答お待ちしています!
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