
おはようございます。
昨日まではパイロットの勤務時間について見てきました。
あれ程の長時間勤務です、上記のような疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
みなさんが会社勤務をしている時、または学生で講義を受けている時、どうしても眠い時間がありますよね??そんな時どうしていますか?
眠気覚ましにトイレに行く、黙って寝る、色んな方法があると思います。
パイロットも同じで、眠気を催すときがもちろんあります。
そんな時、ありがたい制度があります。
日本では認められていませんが、実は、外国では「コントロールレスト」という考え方が取り入れられているところがあります。
まさに、「公に居眠りをしてもよい」というありがたい制度です。
詳細は会社によって異なりますが、2名乗務でも「眠いから寝ます」と申告してコックピットで1人のパイロットが短時間寝て、他方は必ず起きていて客室乗務員が定期的に連絡をしたり、なんていう方法です。
もちろん何時間も寝たりしません。15〜30分が適度だと言われていますよね。
https://www.francebed.co.jp/umoureform/faq/sleep/nap.html
短時間の「昼寝」が脳にも体力回復にもとても良い影響があるということが科学的に証明されている現代、この制度はとても素晴らしいものです。
「昼寝をするなんて怠惰な!」というのは前時代的で、「全体的なパフォーマンスアップのためには昼寝はむしろ有効」と考えられているんです。
日本が採用していないのは古くからの体質なんでしょうか?とても疑問に感じます。
ということで、日本の航空業界では眠気を催しても一切昼寝は認められません。
現在コックピットでは、眠気を覚ますために色んな方策を考えて、なんとか耐えている状況です。話をしたり、コーヒーを飲んだり・・・なかなか辛いところです。
さすが外国の航空業界は進んでいますね。
みなさんも「昼寝」を日常に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか??(許される場合ですが)
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