Pitot系統の防氷ー意外とたくさん防氷してますー

はようございます、昨日は皆さんお答えいただきありがとうございました。

さすがに飛行機について熟知されていらっしゃるのか、「ピトー管」というお答えが多くいただきました。

あの映画「ハッピーフライト」でもKEYとなった装備だけに、印象深いのではないでしょうか?

昨日の答えですが、B737の場合を例に説明します。

今日は昨日お答え頂いたPitot系統について。

おっしゃる通り速度を計測するPITOT管にくわえ、TAT probe(外気温)も常にHeatingしています。

また同じ系統では垂直尾翼にもELEVATOR PITOTというものが装備されていて、常にHeatingされています。

そして、αーvaneという迎え角を計測する羽のようなものも装備されていて、同様にHeatingされています。洗浄の過程で入り込んだ水分が凍結して、この迎え角が計測できなくなった結果起こった事故もあります。

Pitot系統だけでもこれだけの装備があって、どれも凍結すると大変なことになります。運航の際は、例えIcingするコンディションがなくても常にHeatingされた状態です。

さて、飛行機が速度を測っている原則をご存知でしょうか?

なぜPitotが凍結したり、ダメージを受けると速度が表示されなくなってしまうのか?

正解は、Pitot管は、「動圧」を計測しているからです。(全圧ー静圧)

飛行機の速度を測るために不可欠なPitot管ですが、言い換えればこの細い管に入る空気量だけで対気速度を計測するため、とてもデリケートな代物です。

例えばアリ🐜が入り込んだだけでも正常な速度を表示しません。

私も一度、後々発見されたのですがPitot管にハチが入り込んでいたためにコックピット内の左右速度計の値が異なった結果、目的地を変更したことがあります

長期間駐機している飛行機にはPitot Coverが装着されます。穴が大好きな虫が入り込まないようにする処置です。過去、このカバーを装着したまま飛行してしまった例が何件もあります。当然、事故につながります。

Pitot系統のトラブルでの事故事例につては、また後日研究してみたいと思います。

ちょっと話がズレますが、では高度はどうやって計測しているのでしょうか?

気圧高度計の話をすれば、

これは「静圧」を計測すればいいので、「静圧孔」(StaticPort)という穴が設けられています。

この静圧孔は尖っていません。故にHeatingしていません。

しかし、とても大切な装備です。

飛行機に乗る際、L1のボーディングブリッジからだと見えるかもしれません、よく観察してみてください。

明日は、その他の「防除氷装置のついた装備」について解説します。

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