
今の時代、ペーパーレス化がどの業界でも進んでいます。
紙の方が何かと便利なことが多いですけど💦
コックピットでも、元々分厚い規程類をたくさん搭載していました。運航規程やAOM(FCOM)などの他、ルートマニュアルという航空地図も膨大な量でした。合わせると軽く20kg超えるのではないかという量です。
今、かなりの会社でEFB化が進んでいます。
電子フライトバッグとでもいいましょうか、規程類をiPadにダウンロードして持ち運ぶだけでよくなりました。
以前は「パイロットのフライトバッグには何が入っているんですか?」ときかれたときには、ほとんどの重量を占めるのがこの規程類でした。
それがiPad一つになったので、軽量化はすごいです。
そのため、昔はコロコロ引っ張っていたフライトバッグが今は手持ちに変わっていることも多いです。
しかしこのEFB、使用するためには会社ごとの航空局の承認が必要です。
まだ承認を得ていない会社では、変わらず重い紙の規程類を搭載、あるいは持ち運んでいます。
EFBの恩恵は計り知れませんが、やはり勉強するときや規程を見比べたいとき、紙が便利です。
コスト削減が至上命題のような現代、紙の規程復活は望めないのですが、最低限必要な紙は残すようになっています。
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