おはようございます、いつもありがとうございます。
パイロットとして勤務していると、DH(Dead Head)といって客室での移動便が勤務としてあります。大手航空会社に勤務すると回数が多い傾向があります。
私もDHでかなりいろんな飛行機に乗りますが、自分が乗務していない機種に乗ると色々と気になってくるものです。グループ他社便になると尚更です。
客室も機種によって配列や装備など違いますし、他社便では同じ機種でも装備に違いがあったり・・・なかなか興味深いものです。
B737の乗務歴が長いのですが、例えば客室のインテリアについても違いがあります。
最新型はBSI(Boeing Sky Interior)といって、B787のデザインを採用しています。

荷物棚が大型化されたり、客室照明がLEDになったりしています。
それまでのB737は、客室照明はなんと蛍光灯でした。
今でも蛍光灯のB737がたくさんあります。
また他機種でも、まだまだ蛍光灯が主役ですね。
あの蛍光灯、切れるとなかなか厄介です。
「蛍光灯なんだから切れたら交換するだけでしょ?」と思いますよね?
確かに交換するだけなんですが、作業を整備士に依頼しなければなりません。
それも昔の教室のように簡単ではなく、狭い航空機の中でパーツを外して・・・なかなか大変な作業だと見ていて思います。
しかしながら、もし到着地で交換部品がない場合は「MEL」を適用しなければ再出発できないんです。
「MEL」とは何かといいますと、Minimum Equipment Listの略です。
明日はこの「MEL」について説明します。
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