おはようございます!
昨日はAPUについての質問に答えていただきありがとうございました!
今日はAPUの役割についてお話します。
APUについて理解してもらった後、何回かに分けてAPUが作動しない場合の対応、上空でのAPUの使用などを説明します。
まず、基本的にAPUは地上で使います。
最近は燃料節減のため地上でのAPUオペレーションを最小限とする方向ですが、今回は通常のオペレーションを説明します。
飛行機が着陸すると、ブロックイン前にAPUをスタートします。
その理由は2つ。
エンジンをシャットダウンした後に、キャビンのエアコンと電源を確保するためです。
ゲートではAPUを使用しつつ次便の準備完了後、搭乗案内をします。

そして便が出発し、エンジンスタートをしますがこの時こそAPUが地上で最大の仕事をするところです。
ジェットエンジンは、APUのブリード(圧縮空気)を使ってスタートします。
そのため、エンジンをスタートする時はエアコンが切れます。そのエアコンに充てていた空気をエンジンスタートに使うためです。
一旦エンジンスタートすれば、エアコンと電源はエンジンから供給されるためAPUをオフにします。
ということで、基本的なAPUオペレーションについてご理解いただけたかと思います。
明日はAPUが使えない場合の地上の対応について説明します。
Hide
コメントを残す