A380生産終了

2021年で生産を終えるこのA380機、総生産数は251機となるそうです。

商売的には大失敗です。

個人的には、パイロット不足が深刻化するこれからの時代、一度は小型機での頻度運航に舵を切った航空業界ですが、このような大型機による運航に再度切り替えることで輸送量を変えずにパイロットを捻出できるとも考えていました。

ただこのA380は、運航するに当たって制約が多すぎました。大きすぎて重すぎたので、空港施設の改修が必要となったのです。

航空機による大量輸送時代が始まった1970年代、その代表となるB747ジャンボジェットが就航しました。この飛行機は従来の旅客機と比べてもまさに規格外の大きさでしたが、時代背景や好調な売れ行きも手伝って、各国B747に対応できるように空港施設を改修、または新造しました。

しかしその頃と比べてコストやエコといった考え方が主流となった2010年代、このA380のためだけに施設を改修するメリットを感じなかったのでしょうか、日本でも大空港と言われる成田、関西、中部などにしか就航できません。羽田空港でさえ、緊急時を除いて就航できないのです。

加えて羽田空港は、超混雑空港です。着陸進入時にA380の後ろにつく飛行機は、他の機種と比べて広めの間隔を取ることが定められています。後方乱気流区分と言います)、

効率よく飛行機を捌かなければならない羽田空港において、A380は離着陸においても、また誘導路や駐機場においても著しく制約を受けます。

世界各国でも同様の理由で、A380の就航は限られた空港のみです。

世界最大の旅客機であるA380が売れなかった理由は、出てくる時代が違ったことと、規格外に大きすぎて重すぎたことが原因なのです。

しかし、夢のある飛行機がまたひとつなくなってしまうことは寂しい限りですね。

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