離陸フラップが浅い理由

おはようございます。たくさんのコメントありがとうございました!

いろんな考えをしていただいて、私もなるほどー!と思った解答もありました。

では、「なぜ離陸時は着陸時よりも浅いフラップ角度なのか?」という問いに対しての答えです。

フラップは、展張角度によって

・「LIFT(揚力)のみ増加する角度」

・「LIFT(揚力)とDRAG(抵抗)両方が増加する角度」

があるんです。

浅いフラップ角度ではLIFT(揚力)のみの増加ですが、徐々に深くしていくとLIFT(揚力)も増えるけどある角度からDRAG(抵抗)も増加していく、ということです。

離陸は一般的に前者の「LIFTのみの増加」の角度を使います。

着陸は後者の「LIFTとDRAG両方が増加」の角度です。

その理由は、一言で言えば「目的が違うから」です。

離陸でフラップを使う目的は、「離陸滑走に際して抵抗なく加速をし、離陸後は可能な限り急角度で上昇する」ことです。

早く加速して離陸速度に達するとともに、離陸後の上昇性能をも考えているので「抵抗」は邪魔なんです。

反対に着陸は、極力対地速を落として着陸滑走距離を短くすることが一番の目的です。そのためには、抵抗があっても最大のLIFT(揚力)を発生するように目いっぱいフラップを下ろして、できるだけ低速度まで減速して進入します。

ちょっと難しいですが、今後何度かにわけて解説していきます。

ちなみに質問があった、「離陸時でも深いフラップ角度を使う場合がある」というお話ですが、それはとてもレアケースですが確かに存在します。

それは簡単に言うと「滑走路が短くて離陸重量が厳しい場合」です。

離陸する速度を低く設定できれば(つまり遅い速度でも離陸可能にする)、それだけ滑走距離が短くてすみます。

抵抗も増えますが、それはエンジンにフルパワーで加速を頑張ってもらうことで解消できます。

そんな理由で、とてもめずらしいケースですが離陸時に深いフラップを使用することがあります。ただ上昇性能は期待できないので、離陸後に障害物がある空港などでは使用できない場合があります。

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