おはようございます、引き続き冬季運航についてお話します。

今日は離(着)陸ができない冬季運航の条件についてお話します。
例えば以下のような状況です。
1:滑走路の滑りやすさ
先日お話したRWYCCですが、その値が0(Less Than Poor)のときは離着陸出来ないことになっています。
2:滑走路に降り積もった雪の種類
あまりに多い積雪で離着陸出来ない場合があります。除雪しても追いつかないほどの積雪深となった場合がそれです。
その他、比較的気温が高い時期の水っぽい雪や水膜なども問題です。
それぞれ積雪の種類によって、その深さが一定の基準(航空会社によって異なります)を超えた場合、離着陸出来ません。
3:横風
滑走路が滑りやすくなると、横風の制限も厳しくなります。
滑走路が積雪していて、横風成分が強い場合は離着陸できません。
この横風制限も、機種や航空会社によって異なります。
4:降雪の種類
これも会社によって基準はマチマチですが、概ねどの会社も適用されているものをご紹介します。
あまりにも強い雪は離陸できないことになっています。
また例えば「雹(ヒョウ)」や「アラレ」などの氷が降っている場合、離陸はできません。同様に、「凍雨」についても離陸できないことが多いです。
あまり詳しくはお話できないのですが、皆さんの運航予測の一助となればと思います。
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